「発達障害」と間違われる子どもたちの本を読んだ私の感想と3歳児検診 体験談

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お正月に本屋で、
小4の息子が欲しい本を選んでいた時に、

目に付いた本。

成田奈緒子さんの
「発達障害」と間違われる子どもたち

この本を読んだアウトプットと、
共感したのと取り入れたい内容があったので、皆さんにシェアします!

久しぶりに書店で買った本ですが、
私は専門家の話が大好き^^
小児科医であり、医学博士の成田さん。
約35年にわたる研究・臨床経験をされた方が、

主には、お子さんの子育てについて悩んでいたり、
お子さんが発達障害かも・・と思っている方に向けた本ですが、

第4章に先生向けのメッセージがありますし、
先生方にも知っておいて頂きたい内容でもあります。

既に発達障害と診断されている方にも、
第2章(P.94)子どもの薬ーどうつき合っていくべきか
が投薬について参考になるのではと思いますし、

発達障害の心配がなくても、
脳の発達の段階における睡眠の重要性、
生活リズムの整え方、
第4章不登校になったら「チャンス」と捉えようと
学校に行かないと決めたら、絶対にこの約束を(P.139〜142)など、
子育てに関わる全ての方が知っておいたら
良い内容だと思います‼︎

私の子育て体験談も書きます。
ちょっと苦い経験ですが・・
一人のママの話だと思ってお読みください^^

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あとがきに書かれていたこと

この本のおわりにを読んで、
特に共感しました。

著者、成田さんは、おわりにで

「発達障害」という名前が入った本の出版には乗り気でなかったのが本音・・(以下省略)〈本書より引用〉

だと、書かれていました。

本というかたちになると言葉が独り歩きしてしまう可能性があり、
いろんな立場の読者にともすると誤解を与えかねない・・(以下省略)〈本書より引用〉

と、思っていたそうですが、
確かに私がそのお立場でもそう思うと思います。

それでも、この本を出されたのは、

昨今の子どもに対するいきすぎた「発達障害」見立ての風潮・・(以下省略)
私自身も、数えきれないほどの多くの子どもとそのご家族に関わってきて、
「発達障害」という単語の独り歩きの危険性に気づいていました。
そこには、多少のリスク(誤解や曲解など)を覚悟してでも聞いていただきたい事実があったのです。(以下省略)
しかしながら、その気持ちを動かしてまでこの本を書こうと思ったのは、「発達障害」と言う言葉に振り回されて、困っているお子さんとそのご家族があまりにも多いように感じたこと、そしてその方々に知ってほしい確かな事実があったからです。〈本書より引用〉

覚悟を決めて、
このような事実を書籍にして下さり、本当に有難いと思いました。

たしかに、発達障害者支援法に関する法律が整備され、
発達障害の認知が広まったことにより、
支援の手が届くようになったのは本当に有難い面でもあります。

一方で、私が実際に子育てをしながら、
いきすぎた「発達障害」見立ての風潮を感じていました・・。

私の体験談を書こうと思います。

3歳児検診で感じた圧

下の子が3歳の時です。
今から7年前のお話ですから、
ちょっと忘れてる所もあると思いますが。

下の子は、人見知りがありました。
全てという訳ではなく大丈夫な場所と不安な場所があったのです。
少し敏感な子ですから、
親の感じや周りの人の雰囲気を感じとっていたのかもしれません。

更にそこで医者に診てもらったり
(服を脱ぐ所で息子号泣 汗。たまたまいつものお医者さんだったから分かってくれた)
知らない親子たちが集まり、色んな話を聞いたり、知らない人に質問されたり。

いつもとは全然違う息子の様子に私も困ってしまいました。

 

そこでの、相談員の方の様子は、
目をさらにして息子におかしな所が無いか探っているように感じました。(診察で号泣してたしね^^;)
それは、私にも向けられてるように感じました。(子供の特性を隠してないかとか!?)

息子は、嫌がって答えなかったのか忘れましたが、
息子と同じく場の空気を敏感に感じとる私にとっては、
大げさな表現かもしれませんが、
この健診の間中、何人かの人に親子の様子を監視されてるかのような
そんな気にさえなりました^^;
(危険を察知しやすいタイプ・・こういう時は損 汗)

もうちょっとさ、
親身になって困ってたら助けてもらえるような
温かい雰囲気なら
相談もしやすかったと思うけどな
息子も泣かなかったよ

と思ったのが本音です。

ただ、当時の息子は定型発達ではありましたが、
少し発音がキレイにできない言葉があったので
一応相談はしました。
この記事↓に書いてある体験談が大きな要因になったのもありました。

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“言葉”のワードを出した瞬間、一気に空気が変わります。
発達に心配がある子たちの集まりを紹介されました。
まぁ、健診だけの様子を見たら、いつものように受け答えできてなかったよね・・。

相談員の人は、その立場で、
発達に問題がある場合、早期発見をした方が良いと
信じて一生懸命やってくれたのでしょう。
上の人からそう聞かされてるとか?
その時期や地域によって、早期発見に力を入れてたり。

ですが、
少し敏感に空気を感じとるタイプの親や子どもにしたら
しんどい場所でしたよ。

緊張しやすくて、
こういう場所でいつもどおりに振る舞えない
そういうタイプの子がいる事も知ってほしいです。

どこか緊迫した雰囲気ではなく、
本当に困っている人には手を差し伸べてもらえる、
そんな優しい空間が親子ともに安心できる場所だと思います。

あと、当時の私に教えてあげたいことは、

そんなに不安がらなくても大丈夫だよ!

ゆったり構えておいていいからね。

不安だと思ってする行動は
さらなる不安を招くよ

だから、
一度立ち止まって、
大らかにゆったりと温かい心を持って
子育てしてて大丈夫だよ。

周りの人、みんな味方だよ。

昔の私のように、
子供の様子を不安視された人に
伝えてあげたいです^^

社会の風潮がどうなっているのか、
大きな視点から見れた時に
客観視できると思う。

立派な原始人を育てるために動き出したわが家

この本でね、第5章に、

子育ての目標は「立派な原始人」を育てることと言うタイトルと、

子どもに与えるべきは、「寝る・食べる・逃げる」というスキル
と言う見出しがあります。

しっかり寝て食べて、脳を育てること本当に大事だと感じました。
私、脳には前から興味があって。詳しくは無いけど、かなり重要な場所だと思ってる。

私も(特に夫が)睡眠時間が短くなっていたので、
早寝早起きを心掛けます。

後、子どもに役割を与えて手伝わせることが子供の自信にもなり、
親も助かるというような内容がありましたが、

すごく勉強になりました。

そのためには、子供だけを変えようとするのではなく、
親も早寝して、早起きすることが大事だそうです。

早速、2日間、早寝早起きを実践している我が家ですが
すごく爽快ですね。

わが家ではまだしっかりと役割は決めていませんが、
娘は気が向いた時に料理をしてくれます。

わが家では、
一品50円お小遣い制にはしていますが、すごく助かります。
(本書で書かれているのはお小遣い制ではなく、毎回行うその子がやらないと回らない役割です)
息子は箸を並べる位だったので、
テレビの前に座ることが多かったのですが、
朝、ココアを皆の分作ってもらいました。
(夫は特に、自分が台所にいる時に、子どもに台所に入られるのをきらうので
せっかくの子供のやる気を削いでしまわないように私がフォローしています^^;

お礼を言うとすごく嬉しそうにしていました^^

急に大きな事ではなく、
まず、ちょっとコレをあそこに持って行ってくれない?
とか、ちょっとした事を頼むとやってもらいやすくなるなと思いました。

元々気が向いた時は
色々とやってくれようとするわが子たちではありますが、
役割を決めることで、感謝されることが増えることは
本人にとっても親にとっても良い事なんだなと実感しました。

今の所、そんな様子はありませんが、
もし、子供が不登校になった時には、
子どもに自信を与えるため、役割を与えようと思いました。(P.141-142)

お昼ご飯をコストをかけずに子どもに用意させるのは目からウロコでしたが、
なるほどな〜と思いました。✨
(冷凍食品をチンしたり、
カップスープにお湯を注いで、
浅野残りのご飯をおにぎりにして昼食にするなど、
そのお子さんができる簡単なもので良いそうです。
毎回冷食は私には少し抵抗があるので(たまには良くても)、
時々作ったものを冷凍したりもするかも知れません。)

すごくおすすめの本です。
気になる方は、ぜひ読んでみてください^^

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